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藍の生葉染め 2014

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    先週はずっと藍の生葉染めにかかりきりでした。
    昨年も同じことを行っていてそのブログ記事もあるのですが、一応概要を記載しておきます。

    藍の生葉染めとは刈り取ったばかりの藍の葉を細かく刻んでから水の中で揉むことで色素を抽出し、それを染浴とする染色方法です。
    普通の藍染め、特にすくもを使った発酵建ては管理が難しく大変な方法ですが、こちらはそれほど難しくはありません。
    ただし藍の生葉でなくてはいけないため、その入手がネックとなります。
    私は今年も自宅の庭で藍を育てており、その葉を使用しています。
    藍の栽培はそれほど難しくはありませんが、発芽直後の若い藍はカタツムリの大好物のようでして(私の所では二年連続でガブガブされたので間違いないかと)その時期の管理には注意が必要です。

    さて、今年の生葉染めの成果です。
    今年は予め刈安で黄色く染めた布も用意しました。
    染め重ねて綺麗な緑とする予定でしたが...

    羽二重十二匁です。


    羽二重四匁です。
    写真では青系の色の再現率は良いのですが、黄色がかなり暗いです。
    実物は明るい黄色です。


    無印良品で購入した絹30%、レーヨン70%のストールを染めました。


    木綿のストールを染めました。
    二色になるように染め分けました。
    藍の生葉を刻んだものを直接布に包んで揉んだため、所々に濃い青が表れています。
    写真だと???となりますが、実際に身につけてみると印象が変わります。
    ただの生葉染めでは木綿は染まりませんのでご注意下さい。


    帯揚げ二枚です。
    そのまま乾かしたので縮んでいる状態です。
    上の一枚は刈安と重ねたものです。
    刈安が良く染まるので喜んで濃い黄色にしたのですが、それに青をかけたら見事な黄緑色に...
    薄い黄色にすべきでした。


    今年は絹糸も染めました。
    もう染まらないかと思った染浴がまだがんばれることに気付いたため、急きょ手元にあった3綛を精練して染色しました。
    ところがどうやら今回精練に失敗してしまって、糸がちりちり気味になってしまいました。
    色味は良好です。



    今回は反省点がいくつか。
    何だか全体的に緑味がかってしまっている。
    今年の写真だけだと少し分かりにくいかもしれませんが、昨年染めたものと比較すると一目瞭然です。
    原因としては刈安で黄色く染めたものをうかつにも水洗の足りない状態で染浴に浸してしまったことなのかな、と考えています。
    ただ、今回は糸を除く全ての布に事前に濃染処理を施してしまったので、それも関係している可能性も捨てきれません。
    色々検証してみたのですが染浴の状態変化などもあり思った通りにことが運ばず、結果的にますます訳が分からない状態になってしまいました。

    今回は最初に作った染浴で合計四日間に渡って染色を行いました。
    純粋な生葉染めを行ったのは初日で、その後は染浴に薬品で処理を加えています。
    最後に染めたのが糸だったのですが、最初に染めた二色は緑味の薄い青い色だったので、最後の綛は長い時間糸を繰ってみました。
    私の予定では濃い青い色になるはずが、濃い青緑になりました。
    なんとも不思議ですが面白かったです。
    今年はきちんと手入れしたため、藍を刈った後に刻む時、「これは生育の悪かったあの部分に植えてあったものだな」などと判別がつきました。
    糸を染める時はずっと液中で手で繰る動作を続けるのですが、その時にこれまでのあれこれを思い出して一人感慨に耽ったりもしていました。
    今回粘って染めたのは、昨年よりも育てた藍への思い入れが強かったからです。

    話が少し飛びますが、染める時に手で繰るのは糸だけではなく布も同じです。
    ただ通常つまみ細工用の布を染める時の浸染では布の量が少ないため、染色用の鍋(ステンレスボウルの方もいますね)に入れて加温しながら適当にかき混ぜるのかな、と思います。
    本当はこの方法だと布同士が擦れるので好ましくないのですが、つまみ細工用ではそこまで神経質になる必要はないと個人的に考えています。

    ほんの少しの藍の葉でこれだけの量を染めることが出来ました。
    逆に言うと、こんなに沢山染めたせいで、薄い色しか染められなかったとも言えます。
    来年はもっと大量に育てて、濃色から淡色まで染めだしてみたいです。



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