はるまい

つまみ細工こもごも
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濃色の染色

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    上から羽二重軽目、羽二重中目、綸子縮緬です。

    この所、紺色を染めるのに苦心していました。
    ここまで濃い色は染めたことがなかったので染料の検討がつかず、結局4回染め重ねました。
    最初からとても濃い染液を作れば良い話なのですが、今回は布の量が少なかったので浸染でした。
    浸染では加温して染色が終了するころには染液の色はほぼ無色透明です。
    この状態だと、液中には染料はほぼ含まれていない状態なのでそのまま下水に流せます。
    私の場合は酸性度も問題ないです。
    しかし、あてずっぽうで非常に濃い染液にしてしまった場合、途中で目的の色になって染色を終了しようという時に染液に濃い色が付いていたりすると厄介です。
    これは染液中に染料が大量に残っていることを示すからです。
    こうなってしまうと、使っている染料に応じた沈殿剤を使い液中の染料を回収して下水に流さないようにする必要があります。
    こういった作業のことを廃液処理といって、大切な作業の一つです。
    あまりに濃い染液を下水に流したりすると、浄化槽を痛めたりすることもあるとか。
    草木染めで使用する媒染液の廃液も取り扱い要注意のものがありますね。
    話を戻しますと、沈殿剤を使って染料を取り除くのだったら、勿体無いから布に全て吸ってもらおうと言うことで、少しずつ様子を見ながら染めました。

    珍しく、綸子縮緬などと言うものも染めてみました。
    鳥の子色ともう一色は…何でしょうか?
    正確には一越綸子縮緬だったかと思います。
    縮緬はどうしても和のイメージが強い作品になってしまうので、私は殆ど使いません。
    今度、玉かんざしを作ろうと思っているのでその土台用に染めました。
    縮緬は厚みがあるのでとても高級感がある土台になります。
    実際、正絹の縮緬はかなり高価です。
    一越縮緬で比較すると、正絹はレーヨンの2倍近いお値段がします。
    なので、正絹のちりめんをふんだんに使用したつまみかんざしを見ると、豪華だな、と思ってしまいます。
    まぁ、考えようによっては正絹が高いのではなく、レーヨンの一越が格安なだけかもしれませんが。
    各言う私も、つまみ細工を始めたばかりのころはレーヨンの一越縮緬に非常にお世話になりました。
    やはり安価なので失敗を気にせず沢山作れるところが魅力です。

    話が脱線しましたが、濃色の染色は大変だということが分かりました。
     
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