はるまい

つまみ細工こもごも
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藍の生葉染め 2015 追憶編

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    記録によると、2015年9月末頃に自宅の庭で育てた藍を使って染めものをしたようです。
    上の写真はつまみ細工用に染めた布です。
    今回は藍の茎でも染めました。
    それがグレーの布で、青い布は葉で染めたものです。
    どちらも美しく染まっていて、つまみ細工に仕上げるのが楽しみです。
    ちなみに2015年末現在、未だ手つかずです。
    一昨年藍の生葉で染めた布は特に変色なども見られなかったので、つまみ細工に使用しても問題無いと判断しました。
    使ったことの無い天然染料で行った染めに対しては、皆さんそうでしょうけれど、私も慎重です。
    つまみ細工にしたのにあっという間に退色しては話になりません。
    染めた後はしばらくの間経過観察を行っています。
    春先の桜染めの布も保管して様子を見ています。


    組紐の糸で、全て藍の茎で染めました。
    精練もしています。
    ただ、なかなか上達出来ません。
    写真奥の薄紫色は偶然出た色で、とても美しい色に染めあがっています。
    たまに染めの写真で組紐用の綛糸を染めたものを載せています。
    ブログには載せていませんでしたが、組紐を習っています。
    もう二年目に入ってしばらく経つのに一向に上達しなくて苦しい日々です。
    そのうちブログにも組紐のカテゴリを追加する予定です。
    このブログは「つまみ細工 こもごも」ですので、その真価を見せる時と思っています。

    今回の生葉染めは新しいことにも挑戦しました。
    それは手ぬぐいの型染めです。
    器用な妹にねじり菊のつまみかんざしからデザインを起こして型を作ってもらいました。
    名刺にもこのデザインを使っています。


    それが残念ながらこうなりました。


    色が薄いです。
    生葉の量が少なかったです。
    本当はデザフェスでのノベルティにしようと考えていましたが、上手くいかなかったのであえなく没に。
    来年は頑張りたいです。
    何より馬鹿なのは姉妹そろって、元絵を反転させた型を作らないと元絵と同じに染めあがらないことに気づかなかったことだと思います。

    今年は手をかけて藍を育てたので豊作でした。
    使い切れなかった分は乾燥させて保管しているので、そのうち使おうと思います。
    ということで、この辺りで藍の生葉染め2015の追憶を終わります。

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    桜染め

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      桜の枝を使って染めものをしました。
      準備自体はだいぶ前からしていて、ようやく実行に移しました。
      花が咲く前の枝を使ってピンク色を染め上げます。

      一回目の抽出液です。


      結局三回目までの液を合わせたものは茶系に染まりました。
      液性をアルカリにして煮出すと赤い色素が出るということで、重曹を投入してチャレンジ。
      すると見事な赤系の染液に。
      しばらく寝かせると赤みが増すとのことで、そのまま放置。
      (一定期間ごとに沸騰させて腐敗を防ぎます)
      これが大失敗でした。
      アルカリを中和するのを忘れてそのまま置いておいたところ、赤い色素は消え失せて見事なベージュになりました。
      三回目までのものを合わせた染液から赤みを抜いた状態で、なんとも味気ない色。
      寝かせる前は間違いなくピンク色に色素が出ていたのに、とやるせない気持ちになりました。
      残った枝に赤みが見えたので再度染液を作り、ようやくピンク色になりました。
      全てみょうばん媒染です。


      綛糸の扱いが下手なのはご愛嬌ということで。


      スマホのカメラと相性が悪い色のようで、あまり上手く撮影できませんでした。
      一枚目の写真の色が実物に近いです。
      つまみ細工用の羽二重と組紐用の絹糸を染めました。
      絹糸は精練から行っていますが、これがまた大失敗をしてしまいました。(写真の糸ではない糸で失敗しました)

      このまますぐにつまみ細工にしたい所ですけれども、そこは我慢です。
      というのも、この桜染めの堅牢度がよく分からないからです。
      草木染めは大体において化学染料による染色の堅牢度には及びません。
      化学染料で染めた布と同じつもりで扱ってしまうと、あっと言う間に退色してしまう、などということになりかねないです。
      ですので、しばらく手元で保管して来年あたりにでも使って行こうと考えています。
      少し切り取って日光堅牢度も確認した方が良いのだろうと思いつつ、勿体ないという気持ちが出てしまったり…
      この桜染めのピンクは花びらが色づくための色素が木の幹にあるうちに染めています。
      桜の花びらでは染まるとも染まらないとも話を聞きますが、一般的に花びら染めの堅牢度は非常に低いです。
      すぐに色あせてしまうため、私が持っている書籍では「花びら染めは色があせたらまた染める気持ちで」と記載されていました。
      花びら染めは日光に相当弱いようなので、そういった欠点をそのまま引き継いでいなければよいな、と思います。
      日光堅牢度が低いといえば鬱金(ターメリック)による染色が思い浮かびますけれど、こちらは染め重ねると結構良いみたいですね。

      突然、花びら染めと書いてしまいました。
      これは椿やつつじや薔薇などの花びらの色素を抽出して染める方法です。
      実際にされている方のお話によると、とにかく退色するそうです。
      私は本で見ただけなのであまり詳しい事は書けないですが、花のような綺麗な色に染まります。
      ただ、本当に堅牢度が低いらしく、そのことは花びら染めの製品がほとんど出回っていないことからも推測できます。
      染織される方の中には色が褪せることを前提として使っている方もいるようです。

      私は自分で染めたものの堅牢度について気にかけている(つもり)です。
      折角つまみ細工として仕上げたのに、あっという間に変色退色したのでは残念すぎます。
      ということで、化学染料で染める時はつまみ細工用としてはややオーバースペック気味の染色をしているかなと思います。
      組紐に使う糸(=帯締めになります)と同じ染料を使って、浸染や引き染めをしています。
      お陰で、濃色の布を糊の中に数日放置しても色落ちはおきません。
      花びら染めで本当に綺麗な色に染まったとしても、堅牢度が低い染め物は私のつまみ細工の布としては使えません。残念。
      枝を使ったの桜染めは茶系を染めた場合は堅牢度が高いようなのですが、ピンク系についてはどうなのでしょう。
      花びら染めを超えてくれることを祈るばかりです。
      桜染めについては論文もいくつかあって、染める時に必要な部分しか読んでいないので、これから堅牢度に関する記述を探してみます。


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      羽二重の染め替え

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        大分前に染めていたけれども使わなかった布を染めかえました。
        先週一度手をつけたのですが、上手くいかなかったので再度染めました。
        全て羽二重です。
        引き染めしたものを浸染しました。

        染める前の写真です。


        一度目の染め替えの後です。


        二度目の染め替えの後です。


        私が染色をする時は大体がその時の気分で色を選ぶのですが、時間が経つとその気分が変わってしまって長期間未使用のまま残る色というものがあります。
        髪飾りは小さいものが多いので作るのに使う布の量が少ないせいもありますが。
        そういった布を集めて染め替えをしています。
        今回失敗したな、と思ったのは一度目の染め替えの時の茶色です。
        この色を見て私は、小学生の時の絵の具に入っていた茶色を思い出しました。
        絵心の無い子供だった私には木の幹に使う位しかできず、殆ど手付かずだったあの絵の具。
        もちろんつまみ細工にも使う当てがありませんので色を重ねました。
        黒っぽい色が多いですが、実物は皆色が異なります。
        秋冬の色になった気がするのですが着手が遅いですね。
        季節が来る前に染めて作って、が理想です。


        あとこちらは今作っているものに足そうと思って新たに染めました。

        最近何をしているのかというと、薔薇を作っていました。
        Facebookの方に写真がありますので、興味をお持ちになられた方は下のリンクからどうぞ。
        Facebookアカウントが無くてもご覧頂けます。

        本当は別の物を作っていたのですが上手く出来ず嫌気がさしてしまい頓挫しました。
        気分転換に薔薇を色々と作っています。
        何と言うか、つまみ細工とは本当に難しく思ようにならないものだな、と感じています。

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        藍の生葉染め 2014

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          先週はずっと藍の生葉染めにかかりきりでした。
          昨年も同じことを行っていてそのブログ記事もあるのですが、一応概要を記載しておきます。

          藍の生葉染めとは刈り取ったばかりの藍の葉を細かく刻んでから水の中で揉むことで色素を抽出し、それを染浴とする染色方法です。
          普通の藍染め、特にすくもを使った発酵建ては管理が難しく大変な方法ですが、こちらはそれほど難しくはありません。
          ただし藍の生葉でなくてはいけないため、その入手がネックとなります。
          私は今年も自宅の庭で藍を育てており、その葉を使用しています。
          藍の栽培はそれほど難しくはありませんが、発芽直後の若い藍はカタツムリの大好物のようでして(私の所では二年連続でガブガブされたので間違いないかと)その時期の管理には注意が必要です。

          さて、今年の生葉染めの成果です。
          今年は予め刈安で黄色く染めた布も用意しました。
          染め重ねて綺麗な緑とする予定でしたが...

          羽二重十二匁です。


          羽二重四匁です。
          写真では青系の色の再現率は良いのですが、黄色がかなり暗いです。
          実物は明るい黄色です。


          無印良品で購入した絹30%、レーヨン70%のストールを染めました。


          木綿のストールを染めました。
          二色になるように染め分けました。
          藍の生葉を刻んだものを直接布に包んで揉んだため、所々に濃い青が表れています。
          写真だと???となりますが、実際に身につけてみると印象が変わります。
          ただの生葉染めでは木綿は染まりませんのでご注意下さい。


          帯揚げ二枚です。
          そのまま乾かしたので縮んでいる状態です。
          上の一枚は刈安と重ねたものです。
          刈安が良く染まるので喜んで濃い黄色にしたのですが、それに青をかけたら見事な黄緑色に...
          薄い黄色にすべきでした。


          今年は絹糸も染めました。
          もう染まらないかと思った染浴がまだがんばれることに気付いたため、急きょ手元にあった3綛を精練して染色しました。
          ところがどうやら今回精練に失敗してしまって、糸がちりちり気味になってしまいました。
          色味は良好です。



          今回は反省点がいくつか。
          何だか全体的に緑味がかってしまっている。
          今年の写真だけだと少し分かりにくいかもしれませんが、昨年染めたものと比較すると一目瞭然です。
          原因としては刈安で黄色く染めたものをうかつにも水洗の足りない状態で染浴に浸してしまったことなのかな、と考えています。
          ただ、今回は糸を除く全ての布に事前に濃染処理を施してしまったので、それも関係している可能性も捨てきれません。
          色々検証してみたのですが染浴の状態変化などもあり思った通りにことが運ばず、結果的にますます訳が分からない状態になってしまいました。

          今回は最初に作った染浴で合計四日間に渡って染色を行いました。
          純粋な生葉染めを行ったのは初日で、その後は染浴に薬品で処理を加えています。
          最後に染めたのが糸だったのですが、最初に染めた二色は緑味の薄い青い色だったので、最後の綛は長い時間糸を繰ってみました。
          私の予定では濃い青い色になるはずが、濃い青緑になりました。
          なんとも不思議ですが面白かったです。
          今年はきちんと手入れしたため、藍を刈った後に刻む時、「これは生育の悪かったあの部分に植えてあったものだな」などと判別がつきました。
          糸を染める時はずっと液中で手で繰る動作を続けるのですが、その時にこれまでのあれこれを思い出して一人感慨に耽ったりもしていました。
          今回粘って染めたのは、昨年よりも育てた藍への思い入れが強かったからです。

          話が少し飛びますが、染める時に手で繰るのは糸だけではなく布も同じです。
          ただ通常つまみ細工用の布を染める時の浸染では布の量が少ないため、染色用の鍋(ステンレスボウルの方もいますね)に入れて加温しながら適当にかき混ぜるのかな、と思います。
          本当はこの方法だと布同士が擦れるので好ましくないのですが、つまみ細工用ではそこまで神経質になる必要はないと個人的に考えています。

          ほんの少しの藍の葉でこれだけの量を染めることが出来ました。
          逆に言うと、こんなに沢山染めたせいで、薄い色しか染められなかったとも言えます。
          来年はもっと大量に育てて、濃色から淡色まで染めだしてみたいです。



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          濃色の染色

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            上から羽二重軽目、羽二重中目、綸子縮緬です。

            この所、紺色を染めるのに苦心していました。
            ここまで濃い色は染めたことがなかったので染料の検討がつかず、結局4回染め重ねました。
            最初からとても濃い染液を作れば良い話なのですが、今回は布の量が少なかったので浸染でした。
            浸染では加温して染色が終了するころには染液の色はほぼ無色透明です。
            この状態だと、液中には染料はほぼ含まれていない状態なのでそのまま下水に流せます。
            私の場合は酸性度も問題ないです。
            しかし、あてずっぽうで非常に濃い染液にしてしまった場合、途中で目的の色になって染色を終了しようという時に染液に濃い色が付いていたりすると厄介です。
            これは染液中に染料が大量に残っていることを示すからです。
            こうなってしまうと、使っている染料に応じた沈殿剤を使い液中の染料を回収して下水に流さないようにする必要があります。
            こういった作業のことを廃液処理といって、大切な作業の一つです。
            あまりに濃い染液を下水に流したりすると、浄化槽を痛めたりすることもあるとか。
            草木染めで使用する媒染液の廃液も取り扱い要注意のものがありますね。
            話を戻しますと、沈殿剤を使って染料を取り除くのだったら、勿体無いから布に全て吸ってもらおうと言うことで、少しずつ様子を見ながら染めました。

            珍しく、綸子縮緬などと言うものも染めてみました。
            鳥の子色ともう一色は…何でしょうか?
            正確には一越綸子縮緬だったかと思います。
            縮緬はどうしても和のイメージが強い作品になってしまうので、私は殆ど使いません。
            今度、玉かんざしを作ろうと思っているのでその土台用に染めました。
            縮緬は厚みがあるのでとても高級感がある土台になります。
            実際、正絹の縮緬はかなり高価です。
            一越縮緬で比較すると、正絹はレーヨンの2倍近いお値段がします。
            なので、正絹のちりめんをふんだんに使用したつまみかんざしを見ると、豪華だな、と思ってしまいます。
            まぁ、考えようによっては正絹が高いのではなく、レーヨンの一越が格安なだけかもしれませんが。
            各言う私も、つまみ細工を始めたばかりのころはレーヨンの一越縮緬に非常にお世話になりました。
            やはり安価なので失敗を気にせず沢山作れるところが魅力です。

            話が脱線しましたが、濃色の染色は大変だということが分かりました。
             
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